2007年6月20日 (水)

「セクシーボイス アンド ロボ」 のセクシーボイス ニコ(林 二湖)さんのホロスコープ セカンドバージョン

自他ともに分析コーナー、他人の分析、先日の分析(2007.6.17)と同じく、今回も2007年春のTVドラマ「セクシーボイス アンド ロボ」から、ヒロインのコードネーム・ニコこと林 二湖さんのホロスコープ。

先日のブログ(2007.6.17)では、1992年5月22日生まれということで、分析をさせていただきましたが、その後9話の録画をみていて、ふと疑問が湧いてきました。9話のニコの中学の教室のシーンで、この教室がニコの教室であるとは限らないのですが、張られていた習字「生きる」の横に二年一組と書いてあり、中学二年生は、通常では13歳から14歳になる時期とすると、先日の生年(1992年生まれ)であるとすると、ドラマ放映中の5月22日の誕生日で15歳になるため、つじつまが合わないのでは?という疑問が湧きました。

10話の養子話のシーンで、ニコの父親と姉がみていた高層マンションのチラシの日付は、2007年になっていたこともあり、このドラマは2007年のお話と推定。つまり、ドラマスタート時の、ニコは数え年14歳(実年齢は13歳)で未放送分の7話で14歳の誕生日を迎えた、ニコの誕生日は、1993年5月22日という解釈も出来ることに気がつきました。(無関係の余談ですが、前日の1993年5月21日は部分日食でした)

といいつつも、ニコは2007年5月22日の誕生日に14歳から15歳になったけれど、何らかの特別な理由で中学二年生でいるのかもしれません。しかもニコの誕生日後の10話で、「14歳の中学生」という信田コーン氏のセリフもあり、謎は益々深まるばかりですが、…、6月19日のドラマ最終回直後に分析させていただくことを、どうかご容赦下さい。

1993年(平成5年)5月22日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 不明(仮 東京)生まれ 太陽は双子座、月も双子座にある新月生まれ。10の星のうち、男性星座6・女性星座4、性格に関係する火・地・風・水は、2・2・4・2、行動に関係する活動・定着・変通は、5・1・4。

太陽・月ともに風の星座である双子座にあり、10のうちの半分近い4の星が風の星座にあるニコは、感情・直感・感覚よりも知性(知ること)が発達していて、しかも双子座新月生まれのため、双子座の好奇心旺盛さ・器用さ・社交性がより強調されています。

女性星座(4)よりも男性星座(6)が多く、生きる姿勢は積極的。社会性に関係している活動・定着・変通サインのバランス(5・1・4)はアンバランス。定着サインが少ないと、常に変化を求める落ち着きのなさがあり、単調な生活に馴染みにくい性質があり、しかも、地のサインが2と少なく、その地のサインが単体では個人的な影響を及ぼしにくい天王星・海王星である点からすると、経験する前に、知識・情報によってあらかじめわかったつもりになるというタイプ。頭でっかちな理屈屋さんともいえるかもしれません。

このホロスコープの星と星との間に作られるアスペクト(角度)の特徴はふたつ。

ひとつは、太陽・月・水星が木星と吉角になりつつ、土星と凶角になること。

これは、自分と価値観がそっくりな相手と結婚して苦労をともにしていくという、典型的な共働きアスペクト。太陽と月しかも水星が、保護の星・木星と角度が良いと、一般的には名誉・引き立てに恵まれる運の強さと、コミュニケーション運の良さ・頭の回転の良さ・語学の才能をもっていることを示します。しかし、この太陽・月・水星は、同時に土星と厳しい角度をもっているため、ただただ与えられた運の良さに甘んじることなく、自らも努力していく根性・実年齢よりも大人びた慎重さをもち合わせている、かなりしっかりした人間といえなくもないでしょう。

ニコは、甘さと辛さを使い分ける運の良い真面目な優等生タイプで、何事もそつなくこなすやや起用貧乏、将来どんな道に進んでも、それなりに成功していく可能性をもっていますが、デスクワークよりも、外交的な仕事のほうが向いているタイプ。

そして、もうひとつは、金星を中心とした火星・ドラゴンヘッドによって作られるグランドトライン(正三角形)と金星と天王星・海王星の凶角。七色の声を操るニコの特殊な能力は、この金星の作り出す他の星との関係性にあると解釈出来ます。

直感的な火の星座・牡羊座にある、5感を司る星・金星が、火の星座・獅子座にあるエネルギーの星・火星と吉角になることは、5感を瞬間的に鋭く使う才能でもあり、愛情と情熱を素直に表現することが出来る恋愛運の良さを示しています。さらに金星は、海王星・天王星と厳しい角度になっているため、非現実的(海王星)で常識の枠を超えた(天王星)状況になると、いきなり特殊能力のスイッチが入るということでもありますが、ニコにとってはもしかして不本意な嬉しくない能力をもっているということになるのかもしれません。

純粋であるが秩序に欠ける(海王星)型にとらわれない(天王星)愛情と金銭感覚をもちやすいニコ。友人の保証人になって300万の借金があるという人を見る目が甘い?牛乳瓶のふた集めが趣味のニコの父親・女好きといいながら現実はロボットラブな夢うつつなロボというどこか同じ匂いのする男性が身近にいること、3話の報酬を使い切れないで募金する行為、10話の2億の養子話と50億の遺産話という夢幻のような桁違いの金銭に縁があること、なども海王星と天王星のマイナス影響を受けた金星に関係しているといえそうです。

先日のブログの分析(2007.6.17)では、1992年5月22日生まれ、今回の分析は、1993年5月22日生まれということで分析させていただきました。どちらが、正しいのかそれとも実はまったく違った年に生まれているのか、現在の時点では、ほんとうのところはわかりませんが、生年が違うと分析内容が違うという事例として、読んで下さると幸いです。

林 二湖さんのホロスコープ(1993年5月22日誕生日バージョン)

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2007年6月17日 (日)

「セクシーボイス アンド ロボ」 のセクシーボイス ニコ(林 二湖)さんのホロスコープ

自他ともに分析コーナー、他人の分析、今回は、前回の分析(2007.5.13)と同じ2007年春のTVドラマ「セクシーボイス アンド ロボ」から、ヒロインのコードネーム・ニコこと林 二湖さんのホロスコープ。七色の声を操る14歳の女子中学生。生年違いで誕生日が同じニコとロボの誕生日話が含まれているらしい未放送の7話をみていないことが本当に心残りですが、来週6月19日の最終回直前に、再び先走って分析させていただくことを、どうかご容赦下さい。

1992年(平成4年)5月22日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 不明(仮 東京)生まれ 太陽は双子座、月は山羊座あるいは水瓶座。10の星のうち、男性星座3~4・女性星座6~7、性格に関係する火・地・風・水は、1・5~6・2~3・1、行動に関係する活動・定着・変通は、3~4・4・2~3。生まれた時間を正午とすると月は水瓶座になりますが、午前4時23分頃以前に生まれている場合は、月の星座は山羊座になります。

月の星座は無意識に関係していて、社会活動を開始する大人になるまで、特に女性の場合は一生影響が続きやすい、日常生活での性格を司っています。若干14歳のニコは、太陽の意識的な自我よりも、月の無意識の感覚で生きている年齢域にあるといえます。

ニコの月の星座が山羊座になる場合は、行動する前に結果を考える計画性とある種打算的な性質をもつことになります。今までのストーリーの内容から推察するに、お金に対する興味や執着が薄く、3話で使い切れなかった分の報酬を寄付するなどの行為からみると、やはりニコの月の星座は、名誉を好む山羊座よりも人類愛の星座・水瓶座である確率が高いような気がします。

男性星座(3~4)よりも女性星座(6~7)が多く、社会性に関係している活動・定着・変通サインのバランス(3~4・4・2~3)は平均的。自ら行動するよりも受身で集団生活に協調していくことが出来るタイプ。

10の星のうち、地の星が5~6が半分というバランス。地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)の要素が多いと、みる(視覚)・きく(聴覚)・かぐ(臭覚)・あじわう(味覚)・ふれる(触覚)の5感を中心に物事をとらえていくことになります。遠くの音を聴いたり、人の声をそっくりそのまま真似することが出来る特殊能力の持ち主であるニコは、水(感情)のサインが1、火(直感)のサインが1ととても少なく、衝動・情に流されないで、いつも冷静であるといえます。

このホロスコープの星と星との間に作られるアスペクト(角度)の最大の特徴は、双子座の太陽の守護星・水星が感覚の星・金星と重なり、努力の星・土星と90度、集中力の星・冥王星に対して180度の角度を作っていることです。

これは、七色の声を操るニコの特殊能力の証。水星(知覚)の力が感覚(金星)と合わさり、極限(冥王星)までその力を高めていき、現実化(土星)するという、才能の直角三角形をもっています。一般的には知覚・5感にトラブルを抱えやすいという解釈もできますが、ニコの場合は、そのスバ抜けた特徴が善用の形で開花しているともいえます。

太陽と木星が90度になっているニコは、ツキをツキとも思わないような、信じられないような幸運に恵まれても、それを素直に凄いと思わないような贅沢ペースなところがあり、10話の2億円の養子話のときでさえ、桁外れな金額に舞い上がりそうになる家族を尻目に、一番冷静だった点もこのことにあてはまります。

山羊座あるいは水瓶座になる可能性があるニコの月は、どちらの場合でも、太陽と月の角度がほぼ120度の吉角になるため、ニコにストレスの少ない素直な性格を与えています。

好みの男性のタイプを表す火星が海王星・天王星と90度になるため、夢見がち(海王星)で一風変わった個性を持つ(天王星)男性に弱いところが、ニコの唯一の恋愛アキレス腱。牛乳瓶のふた集めが趣味のニコの父親・ロボットおたくのロボも、この男性イメージに当てはまります。

独占欲の強い牡牛座の金星をもつニコにとって、自分以外の生身の女性は天敵。いろいろな女性に目移りしているだけでそれ以上に進展しない、ロボットのみを愛していくロボであれば、ロボはニコの有力な恋人候補になることも…。しかし、8・9話でプッチーニの女性と交際してしまった過去をもつロボ。既成事実を重んじるニコの牡牛座の金星が、ロボの浮気?を許すことは至難の業かも。ゆえに、ニコにとってロボはこれからも恋人未満の年上の友人であり続けるのかもしれません。

※ニコの誕生日は、2007年OA開始時に14歳という設定と、マックスロボのシリアルナンバーがロボの誕生日と同じ数字、という1話のシーン、番組HPのプロデューサー日記のニコとロボの誕生日は同じ、を参考にさせていただきました。

林 二湖さんのホロスコープ

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2007年5月13日 (日)

「セクシーボイス アンド ロボ」 VOICE4のヒロイン 宇佐美 好子さんのホロスコープ

久しぶりの自他ともに分析コーナー、他人の分析、今回は、2007年春のドラマ「セクシーボイス アンド ロボ」の第四話(VOICE4)の主役、宇佐美 好子さんのホロスコープ。かんにん袋の緒が切れると、お手製の爆弾を投げつけてストレスを発散するという女性です。O.A途中ですが、好きなドラマの登場人物の誕生日を久々に発見しため、先走って分析させていただくことを、どうかご容赦下さい。(私の今春イチ押しのドラマです…笑!)

1979年(昭和54年)3月19日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 不明(仮 東京、荻窪の可能性あり)生まれ 太陽は魚座、月は蠍座あるいは射手座。10の星のうち、男性星座4~5・女性星座5~6、性格に関係する火・地・風・水は、2~3・1・2・4~5、行動に関係する活動・定着・変通は、3・2~3・4~5。生まれた時間を正午とすると月は蠍座になりますが、午後2時頃を過ぎた辺りから、月の星座は射手座になります。自分に不快な思いをさせた相手に復讐するというのはいかにも執念深さの星座・蠍座らしいような気もしますが、射手座のもつ真実を求めていく探究心とも考えられそうです。

10の星のうち、地の星が1つのみという偏ったバランス。地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)の要素が少ないと、五感で感じることに鈍くなるか、あるいはその逆に不足部分である感覚的な刺激に対して過剰に興味を示すという特徴があるようで、このことは手作り爆弾によってその場しのぎの快感を得る行為と関係しているようにも思えます。地のサインが不足していると経験・体験によって自信を得ていくことが少なくなり、宇佐美さんの場合は、太陽・火星・木星・天王星ともしかすると月も水の星座・蠍座である可能性もあり、水の星座の特徴である感情を中心にして物事をとらえていきやすいといえるでしょう。しかも、知性の星・水星が火の星座である牡羊座に入っているため、衝動的で短気ともいえます。

このホロスコープの星と星との間に作られるアスペクト(角度)の最大の特徴は、太陽が月・木星・天王星と120度の吉角になっていること。太陽と木星が吉角になっていると成功意識が強く、現実的に満足のいく状況になっている場合は有形無形の引き立てに恵まれて大いに発展していきますが、もし思ったような成果を得ていない場合、不平不満の処理が苦手で、その原因を他者や環境のせいにするような依存型の思考をしやすいともいえます。

しかも、太陽と月の角度が良いため、自分の意思と感情が一致しやすく、自分の考えを客観的にみる目に乏しく、良くも悪くも自分を素直に肯定しやすいタイプ。

太陽と天王星の吉角は、同志的な仲間内でのリーダーシップと理系的な分野で才能を発揮する印、理系畑の匂いがするこのドラマの主人公のひとりであるロボの大学の先輩でもあり、ロボから一目置かれる存在だったことからも、宇佐美さんの大学時代は、後輩からも尊敬されるようなかなり満足のいく状態であったと推測できます。

大学教授の取り違え採点ミスで内定していた企業に就職できなかったことから、宇佐美さんのおそらく人生初の挫折がはじまり、その後様々な仕事を転々とすることになった原因を作った大学教授に復讐心を抱きながら、次第に自分を取り巻く社会に対する鬱憤がエスカレートしていった宇佐美さん。

大学教授の身の安全保護の依頼を受けたロボとニコというこのドラマのヒーロー・ヒロインの優しさに救われていくところも、保護の星・木星と太陽との吉角をもつ宇佐美さんの他力的な運の強さの証のようです。

宇佐美さんの名前と顔すらも記憶していなかった誠意のかけらも見当たらない宿敵・大学教授の「傷つけてごめんね」という言葉で、自尊心を取り戻した宇佐美さんは、その後、不平不満をぶちまける度に膨らんでいくストレス解消グッズ「かんにん袋」を発明して大好評となり、大学教授はむしろその成功を導くきっかけを作った恩人?といえなくもないエンディングです。

「災い転じて福となす」、上手くいかないことを他人にせいにしてどんどん暗い気持ちになっていくよりも、そんなことはすっかり無視して、自分も人も明るくなれるようなことにエネルギーを使っていけた宇佐美さんは、祝福の星・木星と発明発見の星・天王星の恩恵を受けるにふさわしい生来の生き方に軌道修正できたといえるのではないでしょうか。

宇佐美 好子さんのホロスコープ

Yoshiko_usami

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2006年12月 3日 (日)

東京タワー

ひさしぶりの自他ともに分析コーナー、今回は、数多くの映画・ドラマ・小説に登場する首都・東京のシンボル、東京タワー(正式名称 日本電波塔)について。

1958年(昭和33年)12月23日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 東京都港区

太陽は山羊座、月は牡牛座。10の星のうち、男性星座3・女性星座7、性格に関係する火・地・風・水は、3・5・0・2、行動に関係する活動・定着・変通は、2・5・3。

女性星座が多く、厳しい角度よりもソフトな吉角を多く持つとても穏かな個性をもっている東京タワー。

このホロスコープの最大の特徴は、通信機能をもつ建造物であるにもかかわず、コミュニケーションを司る・風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)にひとつも星が入っていないこと。

風の星座に星がひとつもないということは、先天的に経験や感性中心のアナログタイプであり、曖昧さのないデジタル的な広がりに欠けやすいということかもしれませんが、その点を補うかのように、通信の星・水星が、電波の星・天王星と吉角を作っているため、情報発信源としての強い運をもっているといえます。

しかも、10の星のうちの半分にあたる5つの星が地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)と定着星座(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)に入っているため、優れた安定感と継続性を持ち合わせています。

太陽・土星に対する冥王星、金星に対する火星の吉角は、確固たる存在感と強い人気運を示していますが、月と火星が木星と180度の厳しい関係にあるということは、時代の波によって変化していく後天運をもつということでもあります。

太陽と月は伝統に関係している山羊座と牡牛座。電波送信施設としての役割よりも、昭和という時代を象徴する存在であり続けることのほうが、本来の天職であるのかもしれません。

地上アナログ放送が終了される2011年7月24日の星の配置をみると、山羊座を運行中の冥王星(再生)が東京タワーの太陽に重なり、牡羊座を運行中の天王星(改革)・天秤座を運行中の土星(区切り)に対してほぼ90度の角度になります。

そして、牡牛座にある幸運の星・木星と時の鏡・月が、東京タワーの山羊座の太陽と金星に対して120度の吉角を作り、祝福しています。

東京タワーの新しい幕開けにふさわしいような星の配置になっている偶然に、本当に驚いてしまいます…。

左下は、東京タワーのホロスコープと右下は、地上アナログ放送終了日のホロスコープ

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注:東京タワーの誕生日については、
1957年6月29日 起工
1958年10月14日 竣工
1958年12月7日 公開開始(プレオープン)
1958年12月23日 完工式挙行、正式オープン
という4つの誕生日を候補とすることができますが、今回は、2008年12月23日で開業50周年になるという東京タワーHPの情報により、1958年12月23日を誕生日として分析させていただきました。

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2006年7月19日 (水)

パソコンの誕生日 

自他共に分析コーナー、今回は、最近のMY IT革命の主役であるパソコンについて。

コンピュータを表すのは天王星。私の誕生時のホロスコープでの、天王星は、月(記憶)と木星(保護)とともにグランドトライン(正三角形)を作るという、恵まれた状態であるにもかかわらず、知性の星・水星とスクエア(90度)という厳しい状態。マニュアルを読むのは大の苦手で手探りの自分流、無意識の力(月)?と周りの手助け(木星)に支えられていつもなんとかなっているような…。パソコンという現代文明の象徴を、アナログな感覚で使っているような自覚があります。

初めてパソコンに触ったのは、1992年の秋、当時はWindowsもインターネットもなく、真っ黒な画面に、よくわからない文字を入力して使用していました。当時の占星学のソフトウェアはWindows対応が主流だったという理由のみで、興味のあったMacのパソコンを泣く泣く諦めたという経緯があります。

最初に購入したパソコンは、Think Padの550と220のノートタイプ。マットな黒一色の本体と赤いマウスボールがポイントで、渋くキュートな外見にひとめぼれして、かなり背伸びした高額な買い物を無理やりしてしまったにもかかわらず、一番長く実用していたのは、そのあと購入した無骨な外見のFM-Vと、つい最近まで愛用していた、コンピュータとして正統派の外見をしていたAptivaのデスクトップパソコン。

余談になりますが、一番はじめに使っていた占星学ソフト(ホロスコープなどの占星学のデータを作るもの)は、Matrix社の「Blue Star」。そして、現在、日頃の鑑定とこのブログに掲載しているホロスコープは、その後に使いはじめた Astrolabe社の「Solar Fire」http://www.alabe.com/ という占星学ソフトで作られたものです。

それでは、これから長年の友であったAPU子(APTIVA)と現在の最愛のパートナーVAIOくんについて、萌え~☆な分析をしていきます。

(長~い前置きと本文ですが、どうか気長にぼちぼちとおつきあいください)

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APU子

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1999年11月3日 出生時間 16時30分 出生地 千代田区外神田生まれ 上昇宮は牡牛座 太陽は蠍座、月は乙女座。10惑星のうち、男性星座5・女性星座5、性格に関係する火・地・風・水は、3・4・2・1、行動に関係する活動・定着・変通は、2・4・4。※誕生日(購入日)・出生地(購入場所)・出生時間(レシートに記された時間)

パソコンという知性の結晶であるにもかかわらず、風の星座(知性)が圧倒的に少なく、10惑星のうち、7惑星が火の星座(直感)と土の星座(理性)を占めているという、瞬発力と経験によって技を磨き、活用されていく運勢であり、しかも月は、知性の星・水星を守護星にもつ乙女座。分析能力と注意力に優れています。

太陽・蠍座、月・乙女座、上昇宮・牡牛座はすべて女性星座で、男性星座と女性星座が半分づつ。おとなしそうだけど、いざとなると「俺に任せろ!」的な頼りがいのある腰が据わった男前な中年期の女性という設定で、APU子と命名。

APU子のホロスコープの最大特徴は、大吉相グランドトライン(正三角形)と大凶相(グランドクロス)の両方をもっていること。

太陽と土星・天王星・ドラゴンヘッドの作るグランドクロスは、生まれもっての厳しい試練をもつことを暗示していますが、月と火星・土星が作るグランドトラインによって、後天的(月)に行動(火星)と努力(土星)が結びつき報われるという、激務に耐える働き者のパソコン。

ただし、6ハウス(健康の部屋)にある太陽と12ハウス(障害の部屋)にある土星が180度という厳しい角度を作り、パソコンの表示星・天王星とも厳しい角度を作っているため、先天的な欠陥を抱えていました。

使いはじめて、一年9ヵ月目にあたる、2001年7月11日深夜、突然ハードディスクがからからと音を立てて、一瞬のうちにすべてのデータを喪失するというアクシデントに見舞われ、翌日、急きょ新しいハードディスクを付け替えて無事復活という、大事件が発生。

それは、混乱の星・海王星がAPU子のドラゴンヘッド(業)と180度になる位置を運行中であり、APU子のプログレス(年運)の太陽が、天王星(コンピュータ)と90度になっていたとき。必然的かつ突発的な出来事による変化を予感させる星の配置ですが、なんとか危機一髪でみごと再生を果たし、その後数年が経過。

年々インターネットでみることの出来ない画面が増えてきて、幾度も画面が固まり再起動を繰り返しながらも、それでも、しぶとく強くたくましく私の作業にいつもしっかりつき合ってくれた、愛すべきパソコン。

しかし、何事にもお別れのときは訪れるもの。月・木星・土星・海王星が定着星座に揃い、APU子のグランドクロスに微妙に角度をずらすように重なっていた今年の4月。キーボードの入力異常をきっかけに、ついに買い替えを決意。プログレス(年運)のMC(公的な役目)は、APU子のドラゴンヘッドと180度の位置に到達。蠍座を移動中の幸運の星・木星がAPU子の太陽を通過した後のことであり、使命を全うしてくれたのではないか、と思っています。

APU子をリサイクルに出す前に、セキュリティ保護のために抜き取られたAPU子の記憶の箱・ハードディスクを手に取った瞬間に、APU子の本体が空箱になったような気がして、不思議なことに、別れがもう淋しくなくなりました。そしてそれは、APU子の癒しの星でもある海王星とその日の月が重なった時間の出来事でした…

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VAIOくん

My_vaio 2006年4月24日 出生時間 15時37分 出生地 豊島区生まれ 上昇宮は天秤座 太陽は牡牛座、月は魚座。10惑星のうち、男性星座4・女性星座6、性格に関係する火・地・風・水は、3・1・1・5、行動に関係する活動・定着・変通は、2・4・4。※誕生日(購入日)・出生地(購入場所)・出生時間(レシートに記された時間)

10惑星中、8惑星が水と火の星座にあり、APU子に続いて、またしても知性(風の星座)の結晶であるパソコンとは思えないような、感情(水の星座)と直感(火の星座)に溢れるVAIOくん。

上昇宮は、美男美女が多いといわれている天秤座。独断により美少年という設定で、VAIOくんと命名。

太陽の牡牛座・上昇宮の天秤座、ともに守護星は、愛と芸術の星・金星。加えて、月はイマジネーションの星・海王星を守護星にもつ魚座であり、ロマンチスト度はかなり高め。まさに、「夢見るパソコンVAIOくん」といっても過言ではないでしょう。

天秤座は流行に敏感なスタイリッシュな星座ですが、牡牛座は、伝統的な美意識が強い星座。トレンドを意識しつつも本質にこだわる本物志向である牡牛座の実用性・堅実性が頼みの綱となりそうです。

VAIOくんのホロスコープの最大の特徴は、90度・180度といった厳しい角度よりも、60度・120度といったソフトな角度が多いこと。つまり苦よりも楽な道を選択しやすく、比較的波乱の少ない穏やかな運勢の持ち主。

ただし、太陽は試練の星・土星と90度という厳しい角度になっているため、のほほんと怠けているわけにはいかない運命。「嫌でも働いてもらいます!」というムチもしっかり用意されています。

月が木星(保護)・天王星(コンピュータ・占星学)と吉角であることは、発展の可能性と援助運の良さを示しています。過保護気味なのんびり屋さんだけど、働き者にならざるを得ない美少年のVAIOくん。今後、私とどんな運命をともにしていくことになるのやら、いつもハラハラドキドキの連続ですが、これからもよろしく、VAIOくん!

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最後に、パソコンを購入する際の基本ポイントとしては、逆行(みかけ上、逆の方向に進むこと)していない水星(知性)と天王星(コンピュータ)が、その日の月や幸運の星・木星と良い角度にあるとき。そしてそれらの惑星が、自分の出生時の太陽・月・水星・天王星等と吉角になっていれば、さらに理想的です。現実的にはなかなか厳しいものがありますし、凶角のムチと吉角の飴は両方とも必要であるという点を踏まえた上で、日時を選ぶと良いと思います。

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2006年7月13日 (木)

My Progress 2006 

Progress(プログレス)とは、年運を予測するときに使う方法です。誕生日に年齢分の日数をプラスした日の星の位置と誕生日の星の位置とを比較して、そこからその年齢の運勢を診るという「1日1年法」が一般的ですが、その他、1度を1年として誕生日の星の位置に足していく「1度1年法」やウラニアン占星学等で使われている、太陽が動いた度数を足していく「ソーラーアーク法」など、プログレスには、様々な種類があります。

その他に、年運を予測する方法として、ソーラーリターン(1年に1回出生時の太陽の位置を太陽が通過する瞬間の星の位置で誕生日から1年間の運勢を予測する方法)や月運を予測する方法として、ルナーリターン(28日に1回出生時の月の位置を月が通過する瞬間の星の位置で28日間の運勢を予測する方法)などがあります。

しかし、何よりも、強力なのは、やはり、Transit(トランジット)。トランジットとは、現在の星の位置のことですが、運気をみるときにもっとも影響力が強く、プログレスが運気の下地とすると、それを現実化する力をもつのが、トランジットです。

トランジットのみの星の位置で運勢をみていくシンプルな方法もありますが、やはり外せないのはプログレス。プログレスの解釈は抽象的になりやすく難解ですが、現実的な現象を読み解く鍵でもあると思います。

ノルン・ノエミのアドバイスサービスでは、誕生日のほかに、出生時間・出生地を調べられる範囲で教えていただき、プログレスの星の位置を含むデータを事前に作成してから、鑑定をしています。鑑定がライブであるとしたら、リハーサルとしてのデータ分析は欠かせない作業です。

という長~い前置きのあとで、今年もあと半分となった時期ではありますが、今回は「My Progress 2006」、私の年運 2006ということで、もっともメジャーな1日1年法を使って、自分の今年の運勢をざっくりと分析します。

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まず、2006年の大きな特徴は、プログレス(誕生日に年齢分を足した日の星の位置)の太陽が射手座の25度にあり、ネイタル(出生時の星の位置)の天王星と120度の角度を作っていること。

太陽と天王星が良い角度を作る時期は、改革のとき。公私ともに新しいパターンに切りかえていくような年になりそう。アスペクト(星の間にできる角度)には、オーブ(許容範囲)があり、プログレスの場合は、プラスマイナス1度以内、約3年間に渡り影響があるため、2004年からすでに、改革の波が押し寄せていたということになります。思い返すと、その頃から、仕事の内容を改善したいという要求は、強まったような自覚はあるような…。しかも、2005年から2007年にかけて、トランジットの天王星もネイタルの太陽と吉角を作るという星回りでもあります。

ただし、マイナス要因として、プログレスの水星が、ネイタルの火星と150度という緊張感を生む角度を、2007年5月一杯頃まで作る点。150度はインコンジャンクションという名前の角度で、緊張を伴う努力を表します。

よりにもよって、水星(コミュニケーション・知性の星)が火星(エネルギーの星)と、厳しい角度を作るときに、ブログをはじめることになるとは…参りましたが、とても前向きな解釈をすると、水星(書くこと)と火星(エネルギー)との間に生まれるストレスを原動力に変えることが、課題なのかもしれません。リアルな問題として、真っ先に思い当たるのは、誤字脱字に注意すること。(いつもほんとにすみません)

月運をみるときは、プログレスの月の位置をみていくのですが、確かに大きな変化がありました。プログレスの月が射手座の24度から26度を通過していた、5月から7月にかけての時期。 パソコン買い替えをきっかけに、ブログをはじめることになったのも、5月後半。プログレスの太陽と月がトランジットの冥王星とともに、射手座の25度で重なり、ネイタルの天王星と吉角になったったときでした。冥王星は有無を言わさぬ強制的な変化を与える星。なんだか気がついたら、こんなことあんなことになっていたという感じですが、このたびは、120度という吉角のせいなのか、内心では大慌てしつつも全体的には淡々としたペースでした。

11月にプログレスの月が山羊座に入り、ネイタルの木星と重なり、ネイタルの月と吉角になる頃に、何かありそうな予感です。月と木星の吉角は良い組み合わせですが、しかしながら、プログレスの水星とネイタルの火星のハードな角度による書くことによる様々な問題、プログレスの金星とネイタルの太陽の凶角の影響である怠惰などの不安材料もあります。毎度のことながら、(占い師稼業はいつでも崖っぷち?笑!)油断はできませんが、出来る限り楽しんでやっていきたいという気持ちが一番強いです。

最近、ぽろぽろと身近な友人・知人そしてクライアントの皆様から、ブログ読んでますよーという反応をいただき、励みになっています。まだまだ、皆様からのコメントを受け付けてさらにオープンにする私の心の準備と星回りが整っていませんが、(その辺りはぼちぼちと流れにまかせたいと思っています)読んでいただき、ほんとにありがとうございます。

今回は、やや専門用語も多く、?という内容になってしまったかもしれません。まだまだ発展途上のブログですが、これからもおつきあいいただけると嬉しいですし、どうぞよろしくお願いいたします。

☆今回登場した主な専門用語 

プログレス(年運を予測するときに使う方法、今回の分析では,誕生日に年齢分を足した日の星の位置) 

ネイタル(出生時の星の位置)

トランジット(現在の星の位置)

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星占い師の食卓その一 乙女座なきんぴらごぼう

ごぼうは地中の野菜、地中の野菜は地のエレメント、地のエレメントである乙女座の部位は腸、腸に良いらしいのはきんぴらごぼう…ごぼうを細く薄~くそいでいく作業が大好き!いい気分転換になります。鷹の爪もたっぷりと加えて蒸し暑さ返上!?

                       Kinpira_1

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2006年7月11日 (火)

「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の主人公

自他ともに分析コーナー、他人の分析、第4回は、2006年夏のドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の主人公である、榊真喜男くんのホロスコープ。O.A.が始まったばかりですが、先走って分析させていただくことを、どうかご容赦下さい。(私の今夏イチ押しのドラマなのです…笑!)

1978年(昭和53年)11月16日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 不明(仮 東京)生まれ 太陽は蠍座、月は双子座。10惑星のうち、男性星座6・女性星座4、性格に関係する火・地・風・水は、4・1・2・3、行動に関係する活動・定着・変通は、1・4・5。

10惑星のうち、7惑星が水と火の星座を占めているという、とても偏ったバランス。理性(地の星座)と知性(風の星座)よりも、感情(水の星座)と直感(火の星座)で動きやすい人といえるでしょう。ただし、真喜男くんの月(感情)は、風の星座である双子座にあるため、知的好奇心が旺盛で器用なところもあるハズ。何も考えていないようにみえて、無意識のうちに計算して動いている節もあり、なかなかあなどれない存在。しかも、太陽は奇人変人の星・天王星と重なっているため、人を惹きつける不思議な魅力の持ち主です。

1930年に冥王星が発見されるまでの長い年月、蠍座の守護星は、牡羊座の守護星でもある火星でした。火星は、生命エネルギーを司る星であり、バイオレンスは火星の領域。任侠の世界は真喜男くんにとって適材適所であるといえます。その他、蠍座の適職といえるのは、火星が刃物に関係することから外科医・医療関係の仕事。冥王星は、洞察・探求・再生力を与えるため、コンサルタント・推理作家・探偵・占い師などにも向いているといわれています。

活動の星座(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)に多くの星が入ると、開拓的要素が強まり、初代のリーダータイプ。真喜男くんは、継承保存能力をもつ定着星座(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)と柔軟性に富む変通星座(双子座・乙女座・射手座・魚座)に、ほとんどの惑星が集まっているため、組の3代目を継ぐ予定というのは、ぴったりです。

このホロスコープの最大の特徴は、月が、水星・火星・海王星と、土星とともに、Tスクエア(直角三角形)を作っていること。

月が土星と厳しい角度を作る場合は、幼少期の孤独・母親・女性との関係で苦労するという暗示。心のガードは非常に固いけれど、打たれ強いともいえます。しかしながら、混沌の星・海王星も絡んでいるため、やや複雑な運勢。騙し騙され、金銭面で大きなトラブルに見舞われやすいという、枷を背負っています。

ただし、月が木星と吉角を作っていることは大きな救い。援助運が強く、窮地に一生を救われるようなこともあり、男性の場合は、女性に助けられて成功する相。良妻を得られるともいわれています。しかし、真喜男くんの場合は、同時に月と土星の厳しい角度をもつため、年上の相当な修羅場を潜り抜けてきたような女性(姉御)と縁があるかもしれません。

ドラマの本題である勉強についての話題ですが、簡単な計算ができなかったために大きな取引に失敗したことがきっかけで、組長である父親の命令で27歳で高校生にならざるをえなくなった真喜男くんの知性の星・水星の状態は、なかなか厳しいものがあります。

射手座の水星は品位(惑星と星座の相性)が思わしくなく、散漫になりがち。しかも月(記憶力)・土星(慎重さ)とも角度が厳しい。唯一の希望は、水星と火星が重なっていること。辛辣ですが頭の回転は良く、本気になったら実は凄いかも?という、可能性はあります。

吉角よりも凶角のもつ実現化パワーは強烈であり、惑星間の厳しい角度が作るコンプレックスは、才能の証。負を自覚したときからはじまる葛藤によって克服していく人生の課題です。高校を卒業できなければ後継者にもなれず、組からも破門という、真喜男くんの崖っぷち状態は、凶星同士の力を善用する、絶好の機会かもしれません。

真の喜びを知る男として、高校生活によって何を学んでいくのか、今後のストーリーから目が離せません。

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←榊真喜男くんのホロスコープ

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2006年6月27日 (火)

「すいか」の登場人物

自他ともに分析コーナー、他人の分析、第3回は、2003年夏のドラマ「すいか」の登場人物である、亀山絆さんのホロスコープ。

1976年(昭和51年)7月19日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 不明(仮 東京)生まれ 太陽は蟹座、月の星座は牡羊座ですが、22時過ぎに生まれている場合は、月の星座は牡牛座。10惑星のうち、男性星座5~6・女性星座4~5、性格に関係する火・地・風・水は、4~5・2~3・1・2、行動に関係する活動・定着・変通は、2~3・5~6・2。

水の星座である蟹座にあるのは、太陽のみ。コミュニケーションの星・水星が獅子座にあるため、率直で開放的な獅子座ではないかと、打ち解けない相手からは勘違いにされやすく、サバサバしてそうにみえるけど、実はクヨクヨしやすく内気な蟹座の性格。

多くの惑星が火の星座にあるため、衝動的な危うさをもちますが、定着星座が多いことによって、用心深さと安定性が保たれています。

1999年のハルマゲドンの年に双子の姉・結さんを亡くし、優秀な姉と売れないエロ漫画家である自分を比較して、コンプレックスをもちつづけているというというあたりは、他者に追従することをよしとしない負けず嫌いな牡羊座の月の性質であり、周囲の印象を気にしながら引きずっているあたりのうじうじ感はいかにも蟹座の太陽らしい。絆さんには、おっとりとしてそうで実は頑固であるという面はあまり感じられない、しかも牡牛座は自己愛が強く、自分は自分、他者と自分を比較したりはしないため、月の星座が牡牛座である確率は低いと断定してしまいましょう。

鑑定のクライアントの中にも、双子の方が、数組いらっしゃいますが、それぞれ生き方は違っています。双子といえども、まったく同じ時間に生まれることは不可能であるし、微妙な出生時間の違いが、違いを生んでいるのかもしれません。ただし、同じ日に生まれたことによる、惑星同士が作りだす角度が生む性質の影響は受けてしまいます。

このホロスコープの最大の特徴は、太陽と月が、水星・金星・土星とともに、変わり者・アウトサイダーのシンボル・天王星を含めた、Tスクエア(直角三角形)を作っていること。

天王星が太陽や月と厳しい角度を作る場合は、組織よりも個人プレーの仕事がふさわしく、しかもマニアック思考のタイプが多い。幸運の星・木星が、太陽と吉角を作っているため、社会的な地位や名誉に縁があり、裕福な家に生まれたこと・若くして仕事で認められたことなどは、木星の恩恵です。漫画家は蟹座定番の適職であり、絆さんは自分に向いている職業についているといえるでしょう。

ただし、絆さんは、一筋縄ではいかない天王星の申し子。今後もへそ曲がりなマイスタイルで我が道を歩み、金銭よりも、心の満足のほうを優先していくことになりそうです。型にはまり窮屈になることよりも、自分の意のままでいることのほうが大事。安定した状態をぶち壊したくなる潜在的欲求が強く、緊張感をともなうサバイバル状態にいるほうが活き活き出来そう。お互いの意志を尊重することのできるすれ違いの多い相手とのほうが、結婚・恋愛ともに持続しやすいでしょう。

双子の姉の結さんは、大学卒業後に就職、婚約者がいたという、親の期待に充分に応えることのできる王道の幸せのただ中に、突然貧しい男性と駆け落ちして、その後亡くなってしまいます。賄いつきの下宿、ハピネス三茶で家賃を滞納しながらも、愛猫の綱吉と自由気ままに暮らし、実家とは事実上の絶縁状態にある絆さんとは真逆の優等生的な人生を過ごしてきた結さんですが、最終的には、本来の自分にふさわしいと思える生き方を選択したということなのかもしれません。

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  ←亀山絆さんのホロスコープ

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2006年6月15日 (木)

「野ブタ。をプロデュース」の主人公

自他とももに分析コーナー、他人の分析、第2回は、2005年秋のドラマ「野ブタ。をプロデュース」の主人公である、桐谷修二くんのホロスコープ。

1988年(昭和63年)11月1日 出生時間不明(仮 正午) 出生地 不明(仮 東京)生まれ 太陽は蠍座 月の星座は獅子座ですが、1日の午前0時から1時頃までの日付が変わった直後の時間帯に誕生している場合は、月の星座は蟹座。10惑星のうち、男性星座5~6・女性星座4~5、性格に関係する火・地・風・水は、2~3・1・3・3~4、行動に関係する活動・定着・変通は、3~4・2~3・4。

太陽が蠍座、月が蟹座の場合は、感受性が豊かで素直な性格であるが、身内意識の強い気分屋。太陽が蠍座、月が獅子座の場合は、自己顕示欲とカリスマ性を持ち合わせた義理人情に厚いマイペースな頑固者。

後者の組み合わせである確率のほうが高く、ちなみに、太陽・蠍座、月・獅子座は、IT業界の時代の寵児、○○エモンと同じ組み合わせであり、トランジット(運行中)の拡大の星・木星が蠍座入りした2005年10月以降から、インパクトと注目度が高まったことも一緒です。

10惑星のうち地の星座がひとつと少なく、やや地に足をつけた堅実さに欠け、行動面のバランスでは定着サインが少なく、柔軟性と適応能力をもつ反面、環境や人に左右されやすいため、気兼ねなく自己主張をすることの出来る場所を探していくことが大事な課題といえるでしょう。

太陽はカリスマの星・冥王星と重なり、人気の星・海王星との吉角をもっているため、天性のリーダー的な素質と人気運をもっています。クラスの人気者であることにこだわりつつ、いじめられっ子の転校生・野ブタのプロデュースを引き受けるあたりは、獅子座の弱きを助けるために人肌脱ぐ親分的な要素であり、月の星座が獅子座では?という説得力があります。

一方、月の星座が蟹座の場合は、もっと閉鎖的。世話を焼く対象は、自分を信頼してくる意思表示のある相手に限られそうですが、さて本当の彼の月の星座はどうなのでしょう?

修二くんのホロスコープのアキレス腱は、愛と芸術と金銭の星・金星とエネルギーの星(性的な部分を含めた)・火星が、試練の星・土星、アクシデントの星・天王星、混乱の星・海王星を頂点とする直角三角形を作っていること。

つまり、恋とお金に関して、ゆる~い感じ。愛情と金銭のトラブルにみまわれやすく、投機的な事業で、大成功あるいは大失敗しやすいという、極端な運勢の持ち主。

そのことを例に挙げると、ドラマ、6話の「野ブタ。キーホルダー」の一件。出足は絶好調だったけれど、類似品の出現によって売り上げが急落。野ブタの潔く撤退のアドバイスを無視して、彰くんとともに闘志に火がつき、今までの売り上げをすべてをつぎ込んで、ニューバージョンの「野ブタ。キーホルダー」を売り出したけれど、今度はまったく売れず、大失敗。挙句の果てには、大量の不良在庫を処分することになったという出来事と、不思議なことに一致しています。

そして、修二くんの短所である、自分を良くみせようとするプライドと本音を隠す部分は、誤解を招くもと。口が軽そうで、肝心なことに関しては、秘密主義。奇人変人でなく常識人であるにもかかわらず、理解されにくい面をもっています。

ドラマの設定の流れでは、社長の息子である彰くんとこのままつるんでいくと、「野ブタ。キーホルダー」をはるかにしのぐようなベンチャービジネスにかかわる可能性があるかもしれません。しかし、綺麗な女性に弱く、お人良しで、情にもろく、騙されやすい、修二くん。弱点をカバーしてくれるブレインや信頼出来る人が、是非とも身近に必要でしょう。

広い世界の中にただひとりでも、心を開いて本音で話しをすることの出来る親友(願わくば公私ともに彰くんであって欲しいけれど、ビジネスの場合は野ブタのアドバイスを聞くほうがいいかも?)との信頼関係を大切にしていくことが、彼の凶となるかもしれない今後の運命を吉に変えてくれる開運の鍵。

ドラマの最終回、修二くんの最後の言葉、「俺たちはどこででも生きていける」が、「俺」ではなく、「俺たち」であるように…。

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2006年6月10日 (土)

「嫌われ松子の一生」の主人公

自他ともに分析コーナー。他人の分析、第1回は、現在、公開中の映画「嫌われ松子の一生」の主人公である、川尻松子さんのホロスコープ。

1947年(昭和22年)11月25日 出生時間不明 福岡県大野島生まれ 太陽は射手座 月の星座は牡羊座。 10惑星のうち、男性星座9・女性星座1、性格に関係する火地風水は、7・0・2・1、行動に関係する活動・定着・変通は、2・4・4。

太陽・月ともに、火の星座であり、冒険志向が強く熱狂的であり、男性星座が圧倒的に多く積極的ではあるが、活動サインよりも定着・変通サインが多いため、保守的で、流されやすく、自主独立心には欠けている。

10惑星のうち9惑星が男性星座であり、しかも火の星座に7つも惑星が入り、土の星座(安定欲求)に、ひとつも惑星が入っていない…という、非常に偏った自己矛盾のあるホロスコープの持ち主です。

アンバランスさは、諸刃の剣。特殊な才能を生むが、こなし方が厳しく、おかれた環境によっては、歯止めの利かない状況をも生んでしまいます。

そして…太陽は、男性性を表す、火星(恋人)・土星(夫・父親)と角度が厳しく、月は、愛の星・金星と火星・土星とともに、グランドトライン(正三角形)を作っている。つまり、先天的に父親・夫とは、衝突しやすく、制限されやすい。(縁が薄く、縁が濃い場合は苦労の種)にもかかわらず、本人の内面は、いつもファンタジーにあふれ、現実を無視しがち。客観的な状況は、たとえ不幸と呼ばれてしまうものでも、案外、本人はマイペース。不幸と感じにくいのかもしれないという、ある意味、とても楽天的な性格なのかもしれません。

さらに…コミュニケーションの星・水星が、水の星座・蠍座にあるため、情念の濃いタイプと勘違いされやすいけれど、水の星座はこの水星のみ。ウエットな湿り気を帯びない、実はさっぱりとした体育会系?たとえ何があろうとも結局のところあっけらかんとしているのかも。

愛の星・金星は、射手座にあり、好きな相手に理想を重ね、自分から好きになるタイプ。好きになると相手がひくほど情熱的であり、逃げる相手を追い、追われると引く天邪鬼。エキセントリックさを表す天王星との凶座相は、インモラルな恋愛観・枠をはみだす軽率さ・頑固さを主張。

松子さんが、浮世を離れた頃、2001年7月6日は満月。映画の中では、満天の星々と咲き誇る花々に囲まれていましたね。そして、双子座にいた時の神・土星は、松子さんの太陽と木星に対してほぼ180度の位置に。

心身ともにタフでなければつとまらない、波乱万丈な転落?人生。恋に破れて希望を失いながらも、最後まで希望を失おうとしないその姿勢は、射手座の太陽と射手座の守護星、楽観の星・木星を、コンジャンクション(合)にもつ宿命であるような気がしました。

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