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2006年9月15日 (金)

下弦の月 ラストクォーター

14日は、下弦の月。太陽は乙女座、月は双子座を運行中で、太陽と月は90度(スクエア)の関係になっていますが、夜空は新月に向かうハーフムーン。

次の新月は9月22日。8月24日に続いて2度目の乙女座の新月です。8月24日の乙女座新月は、乙女座の0度で形成され、次回9月22日の乙女座の新月は、乙女座の29度で形成されます。

占星学では、ひとつの星座は0度から29度で分けられています。今回の乙女座の新月が、乙女座の入り口(0度)と出口(29度)で形成されることに、偶然といえないような神秘的なものを、感じてしまいそうになります。(星の動きはほんとによく出来てると感心!)

冥王星が、天文学的に太陽系の第9惑星でなくたった8月24日は乙女座の新月。そして、その冥王星の立場を変えたきっかけになった冥王星よりも大きい天体「2003UB313」が、「エリス」と命名されたというニュースを、ついさきほどネットでみました。

かつて、太陽系の果ての星であった冥王星は、同じような仲間が発見されたことで、惑星ではなくなったけれど、太陽系の果ての意識を、変えていくきっかけを作っているのかもしれません。天空で起こる出来事が地上世界の鏡だとしたら、固定されていた意識の限界の向こう側が広がることを暗示しているのかも。と、勝手に色々な想像をしてしまいます…笑!

今回の天文学の定義(冥王星が太陽系の惑星ではなくなったこと)の余波によって、蠍座の守護星としての冥王星・冥王星の解釈等、を含む占星学での「冥王星の立場」がどのようになっていくかについては、内外の占星学の団体等の動向に注目しつつ、静かに見守り続けたいと思います。

1993年6月、占星学の勉強のために滞在していたハンブルグの、眺めのよい高台にある邸宅のことを、先生は、「ハーフムーン」(ハーフムーンの形をしていたのです)と呼んでいました。ドイツ風英語で、ささやくように教えてくれた先生の瞬間の言葉の響きを、時折思い出しては、とても懐かしくなります。そんなこんなで?、今宵は高橋幸宏さんの、「BLUE MOON BLUE」(2006年3月発表)を、繰り返し聴いています。

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