海王星トピック
昨日、月と海王星がオポジション(180度)になった現実逃避の時間帯に、近所のシネコンで話題の映画「日本沈没」をみてきました。
原作・33年前に公開された映画ともに読むことも観ることもなく、「沈没」という言葉から、破壊と創造・再生の星である冥王星的なイメージをもっていましたが、これは私の単純な思い込みだったようで、むしろ太陽(意志)と海王星(理想)の葛藤と調和が描かれているような印象を受けました。
海王星には自我を曖昧にするという性質があり、これは太陽の自分の自我(意志)を大事にする性質とは正反対の性質です。
まっすぐに自分の意志を貫ける人と周囲に流されて意志を定めることが出来ないまま戸惑う人。どちらにしても、この映画のように個人の枠を超えた大きな使命感をもつ立場は厳しい。
選択の基準が、「自分の心が何を大切にしたいかということ」であるとするならば、自分の意志で選んだ理想が、たとえ辛く悲しいことであっても、自分にとってしっくりとする理想を選択をすることが、納得した生き方をすることなのかもしれません。
もちろん、その上で自分と他人の理想が同じところに向かうのであれば最良でしょう。結果的にお互いの理想がすれ違っているとしても、お互いの選択を認めることは依存的な甘えがなくて潔いと思います。
出生図で、個人的な意識の基本になる星(太陽・月・水星・金星・火星)と海王星がなんらかの角度を作る場合は、その星に海王星の個性が加わります。
海王星は、インスピレーション・目にみえないものを司り、自分や外界の潜在意識と接触する力、直感・イメージ・夢・予言など、人間の想像力が描き出す世界に関係しています。(ちなみに、映画=銀幕の世界は、海王星の領域です)
角度によって吉凶の作用は違いますが、太陽と海王星の組み合わせは、潜在意識へのコンタクト。月と海王星はフィーリング。水星と海王星はイメージによるコミュニケーション、金星と海王星は献身的な愛、火星と海王星は直感パワー。吉角ならば、海王星のエネルギーを上手に使いこなせるし、凶角ならば、エネルギーの使い方が下手で努力を強いられるということになります。
太陽・月と海王星との120度・60度などの吉角は、人気者相。自分の意志と潜在意識が調和しているため、好感や支持を得やすく、和やかなムードを作ることの出来る人です。
イメージが現実を作るとしたら、思い描くことが自分の未来になるのかもしれません。だとしたら、なるべくいい夢をみていきたいものです。
海王星は海のシンボル。新江ノ島水族館で撮った魚の写真です。
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