Saturn in Leo
今日は、前回の幸運のシンボル・木星と対をなす、試練のシンボル・土星について…
土星は、28年から30年かけて12星座を一周します。東洋の占いでは、人間の一生を120年間にたとえますが、たとえば120年間生きたとしても、自分の誕生星座を土星が通過するのは、多くて5~6回程度。天王星・海王星・冥王星など、12星座を一周するサイクルが84年から248年間位かかる惑星と比較すると、短いといえます。ゆえに、人生の大きな節目の目安となる星として、重要視されています。
拡大の星・木星は12年サイクル、縮小の土星は30年サイクルの人生の変わり目に関係しています。拡大と縮小というと味気ないような言い方ですが、人間は伸びたり縮んだりしながら、生きていくみたいな…感じでしょうか?(笑!)しょーもないジョークはともかくも、たとえるならば、木星は、呼吸が楽にしやすいとき。土星は、呼吸が苦しいとき。といえるのかもしれません。
2006年6月現在、土星は獅子座を運行中。2005年7月中旬から2007年9月初めまでの約2年2ヶ月間の間、獅子座に留まります。それでは、そんな土星のシビアな影響受けている獅子座・牡牛座・水瓶座の人、そして木星に続いて今回も登場の蠍座の人の年内の運勢について…
土星の影響をダイレクトに受ける獅子座の人は、プレッシャーと責任感が増すとき。苦手なことや避けてきたことに、どう向き合うかがテーマになるでしょう。人にもよりますが、2005年7月以降~就職・独立(ひとり暮らしの開始)・結婚・離婚を体験する人もいるでしょう。いずれにしても、この時期の出来事は、土星が与えてくれる人生の課題を受け取ることになるでしょう。木星・海王星・土星の厳しい角度の影響で、曖昧な言動にはご用心。6月から7月、11月前後には、抜き差しならぬ事態によって、反省と改善を促されるかもしれません。喜ばしいこととしては、長い間かけて、熟成させていく夢と出会うのも、この時期。仕事・結婚・家庭作り・家族とのかかわり・出産・子育て・趣味など…内容は個人個人によって異なりますが、生涯かけて取り組むべき、避けがたいテーマと人との出会いがあるでしょう。
土星が天底を通過中の牡牛座の人は、土台・ベース作りのとき。仕事面・社会的な立場は、不安定になりやすく、先の見えない状況が続くかもしれませんが、2006年は、対人関係からチャンスをもらえそう。公私のパートナーから援助を受けやすく、力になってくれそうです。意固地になると、大切な人の心あるいは実体は離れていくかもしれません。日頃から、感謝の気持ちを表現することに心がけておくと良いでしょう。2007年秋ごろまでが、正念場。30年サイクルの運気の中では、一番パワーの弱い時期ですから、欲張らず、背伸びせず自己の力を発揮できる場所・ライフスタイル・ペースを探して下さい。
土星がパートナーシップの部屋を運行している水瓶座の人は、身近な人(夫・妻・l交際中の相手・仕事上のパートナーやクライアント)との関係が、成長のための課題。昨年7月以降に、入社・転職・結婚・離婚をした水瓶座の人にとっては、緊張を与える存在に出会っているはず。まさかあの人がというようなこともあり、笑顔の悪人か、クールな善人なのか、見分けることは、難しいかもしれません。嫌いな人。考え方の合わない人・ノリの違う人たちが、自分のことを写す鏡になってくれるでしょう。苦言・きつい突っ込み・悪友の誘惑に、立ち向かわなくとも、めげない方法をあみ出す技を磨くと良いかもしれません。理性が優先しやすく、赤裸々な感情表現を避ける傾向のある水瓶座にとって、キレ方は大事。スタイリッシュなキレ技を追求することは、前向きかもしれません。
蠍座の人は、木星の拡大パワーと土星の縮小パワーを同時に受けるため、複雑な運気。広く浅い友人・知人との関係や人脈の再編。新旧の人間関係の見直しをすることになるでしょう。過去の自分のイメージを塗り替えて、それでも残っていく本物の友人が誰であるか、はっきりするでしょう。
というわけで、参考にしてください。
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